ヤマハのスモールビジネス向けルーター NVR510
これがなかなか面白いw
ハードウェアスペックを確認。http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/hardware/cpu.html
製品名 | CPU | CPUクロック | RAM | Flash ROM | 発売日 |
WLX212 | ARM | 717MHz × 4 | 256MB | 8MB+256MB | 2020年7月 |
RTX830 | ARM | 1333MHz × 2 | 256MB | 32MB | 2017年10月 |
NVR700W | ARM | 1200MHz × 2 | 256MB | 64MB | 2016年7月 |
NVR510 | ARM | 1200MHz × 2 | 256MB | 32MB | 2016年9月 |
WLX202 | MIPS | 720MHz | 128MB | 256MB | 2016年4月 |
WLX313 | ARM | 717MHz × 4 | 256MB | 8MB+256MB | 2018年5月 |
WLX402 | ARM | 1400MHz × 2 | 512MB | 32MB+512MB | 2016年11月 |
RTX1210 | PowerPC | 1000MHz | 256MB | 32MB | 2014年11月 |
RTX5000 | PowerPC | 1200MHz × 4 | 1GB | 128MB | 2013年7月 |
RTX3500 | PowerPC | 866MHz × 4 | 1GB | 128MB | 2013年7月 |
FWX120 | ARM | 450MHz | 256MB | 16MB | 2012年11月 |
RTX810 | ARM | 450MHz | 128MB | 16MB | 2011年11月 |
NVR500 | ARM | 450MHz | 64MB | 8MB | 2010年10月 |
CPUが異なるので、単純比較はできないけど
現行上位機種のRTX830と比較しCPUクロックが若干遅いけどRAMもFlashROMも同一。
RTX1210はCPUがシングルコアなようで、転送量が多くなるとCPU負荷が100%に張り付くという評価もあるようです。
ソフトウェアスペックではIPSECトンネルに対応していなップ非搭載?)、VPN対地数に制限(RTX1210 100、RTX830 20、NVR510 4 これは大人の都合?)があったりする。
何より痛いのはWANポートが GBE1つだけなこと。
USBにモバイルモデムつなげるともう1つ増えるのだが、あくまでバックアップ用・もしくは回線が容易できない現場事務所とかの環境用。
なんとかならんか、と思ってみてみると、ありました「小型ONU対応」ポート
これはNTTが用意する「小型ONU」なるものを挿せばNTT専用品ONUが不要になるという代物。
フレッツ光をオーダーするときに「小型ONU」を指定できるらしいのだが、NTT受付窓口の人でも知らない人がいるらしいという噂w
ここで「小型ONUとは何ぞやという段に入るが、なんてことはない「sfpモジュール」である。
sfpモジュールとは「small form-factor pluggable transceiver」のことであり「電気信号と光信号を相互に変換する光モジュール(英語版)(光トランシーバ)の一種である。」である。
NTT局舎からの光ファイバーを通して送受信される光信号とLANで使用される電気信号を変換するありがたい機器なのである。
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20150629_01.html
NVR510には民生向けルーターでは唯一(多分)この「小型ONU」を挿せる「小型ONU対応ポート」が備えられているのである。
主たる用途としてはNTTフレッツ光接続専用ということであろうが、せっかくの空きポートを遊ばせているのももったいない。と、思って机の回りを見渡すと…ありました! SFPモジュール。しかしこいつは光ーブルを挿すのではなく、RJ45いわゆるLANケーブルを挿すタイプ…。
挿してみましょう! 繋いでみましょう
来SFPジーはラアドレな器なのですが、念のためNVR510をいったんOFFにしてSFPモジュールを挿入。電源ON。
特にエラーにもならず起動したようなので、NVR510のダッシュボードにログイン。「かんたん設定」から「プロバイダー接続」新規作成とすすむと「インターフェースの選択」に{ONU」があるので、これを選択。とりあえずLAN内にDHCPでつないでみるので、そのように設定をすすめ確定。
あっけなくつながりました。WANポートが一つ増えました!