2年割の罠

投稿者: | 2015年5月1日

NTT他大手通信業者の間で激しい利用者の奪い合いが続いています。

事業者間の競争でサービスが向上したり利用料金が下がったりと良いことも多いのですが、一度つかんだら離さないという感じで、各社がいわゆる「2年縛り」を設定。中身は工事費など初期費用や端末代金を分割払いにして月々の利用料金から差し引き、見かけ上の割安な感じにするものです。

利用者はつい「安さ」に惹かれて契約をしますが、引っ越しや移転などを行おうとすると「ええっ?」ということに。

例えばNTT東日本のフレッツ光の場合、工事費を2年間の分割にすることが多いですがこの2年間というのがクセモノで、実際の期間カウントは「翌月」からスタートになります。入学・入社など4月からの新生活スタートに合わせると、実際には5月からカウント開始。2年後次の転居先に「2年間経ったから違約金は心配ない」と思っていると、実は5月にならないと2年間(12ヶ月)経過していない・違約金発生という残念な思いをします。結局、使わない期間の料金を支払ったり、泣く泣く違約金払ったり。

このあたりは利用者にとって不利益となることが多いですので、国の方からも適切な指導をしてもらえると良いですね。